CASSIOPEIA FIVA MPC-206/ubuntu 6.06LTS





ide2=0x190のオマジナイも効かない。
純正CDD MPC-142CDD にてLive CDを起動することさえ出来ない。
Live CDの起動が出来なければインストーラを起動するこが出来ない。
Fedora Core1-5 ではネットワークインストールで回避できた問題を
ubuntu 6.06 LTS では解決できない。
以下のような流れで「母艦」を使ったインストール(結局「母艦」利用)を行った。

尚、本メモはFIVA MPC-206 だけではなく、同様にインストールに問題が発生する
ノートパソコンの対処にも若干参考になると思われる。

  1. Live CD 起動時のオプションに ide=0x190 追加
    • カーネル起動時にデバイスドライバ読み込み途中でハングアップ
    • CD-R のブロックが読めないエラーメッセージを確認

  2. ネットワークインストールの方法を探す
    • RHL系のようなHTTP/FTP/NFS インストールは出来ない
    • pxeboot によるネットワークインストールは可能らしい
    • つまり、ネットワークインストール用の環境構築が面倒クサイ

  3. FIVA のHDDを外して、別のマシンに接続・インストールを考えた
    • 2.5インチ → 3.5インチ変換アダプタの使用
    • USB 外付けHDD を使用してインストール


FIVA のHDDを外して、別のマシンに接続

  1. CASSIOPEIA FIVA FAQを参考にして、 HDD をFIVA 本体より外す。

  2. 2.5インチ用 USB 外付けHDD ケースに外したHDD を接続
    • 市販されているUSB HDDケースが利用できるかどうかは、 KNOPPIXなどで確認可能
    • USB バスパワーで動作するHDD ケースより、電源アダプタを使用可能なHDD ケースのほうがよい


母艦のUSB 接続によるインストール

  1. FIVA のHDD を載せたUSB HDD を母艦に接続
  2. Live CD を母艦にセットして起動する
  3. USB HDD をunmount する
  4. インストーラを起動する
  5. インストールターゲットをUSB HDD /dev/sda に指定する
  6. インストール完了
  7. USB HDD にインストールしたubuntu の設定変更を行うまで終了しない


インストールしたubuntu の設定変更

  1. USB HDD を手動でmount するか、物理的に再接続してmount させる


  2. /media/usbdisk 下の各種設定を変更する
    • boot/grub/menu.lst を修正する
      • /dev/sda1 → /dev/hda1 に修正
      • 母艦にインストールされているOS を起動するエントリがあれば削除する

    • etc/X11/xorg.conf を修正する
      • Section "Device" を修正する。
        • Driver で始まる行を、Driver "siliconmotion" に修正
      • Section "Screen" を修正する。
        • Modes "1024x768" "800x600" "640x480" から "1024x768" を削除

  3. etc/fstab を修正。/dev/sda* を/dev/hd* に修正する


HDD をFIVA に戻して起動

USB HDD ケースから2.5インチHDD を外して、FIVAに再接続する
電源を入れて、ubuntu 6.06 が正常に起動し動作することを確認して終了


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以下、作業メモ(乱文ご容赦)より抜粋


2006/6/9 のメモより

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FIVA MPC-206 の純正CD-ROM ドライブを使ってLinux/FreeBSD
を インストールする場合のブートパラメタである。
このオマジナイは万能なはずなのだが、ubuntu のインストールでは
なぜかLoading drivers..... の表示で固まってコケる。
吐いたエラーがCD-R メディアの物理ブロック hoge が読めねーよ、ヴァカ!
そんな感じなので、メディアが悪いと結論は出るわけだが
このメディアはインストール実績が当社比100% なので
どんなもんよ?と、そういう状況で頓挫しました。

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Live CD の起動段階でエラーを吐いて止まるという現象が発生。
CD-R からデータを読めないというエラーの模様。


2006/6/10 のメモより

--

ubuntu ってネットワークインストールの手段がpxeboot/etherboot しか
無いのかよ?うはwwwっをkkkk
と、文句だけ言っても仕方ないので煩悩で一杯のアタマを少し使っている。

FIVA MPC206 にはFedora Core5 がインストール済み。
20G HDD を
/dev/hda1 -> "/"
/dev/hda2 -> "/home"
/dev/hda3 -> swap

のようにパーティション分割してある。
とりあえず、/home/ubuntu ディレクトリを作ってubuntu Live CD の 具を全部展開した。
これをFC5 のGRUB から起動できないモノかと/etc/grub.conf に
ubunt Live CD でブートした時のパラメタを書き写して以下のように追記してみた。

title ubuntu 6.06 Install
root (hd0,1)
kernel /ubuntu/casper/vmlinuz debian-installer/locale=ja boot=casper root=/dev/ram0 rw ramdisk_size=1048756 quiet splash --
initrd /ubuntu/casper/initrd.gz

ブート画面が起動されたがメニューが表示されない。
つまり、カーネルは起動されるがインストールプロセスに進めないという状態。
というか、メニューリストってどうなってたっけか? (^^;
もうちょいでイケそうな予感はするのだが...

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pxeboot はネットワークブートの規格であり、割とメジャーな方法である。
  1. PXEネットワークブート用サーバを構築するには
  2. Ubuntu PXE Install

これらを参考に、pxeboot の環境を考えた。
しかし、ADSL ルータがDHCP を装備している環境で、インストール用に別のdhcp を
わざわざ設定するのもどうだろうと思う。
なにより、Redhat 系のディストリビューションはHTTP/FTP/NFS でインストールできるのに...
この時点で、FIVA MPC-206 にはFedora Core5 がインストール済みで、grub にて起動している。
そこで、このFC5 のgrub を使ってインストールできないものか?と考えた。
思いつきだけで、深く考えなかった事が敗因。

2006/6/11 のメモより

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とりあえず、FIVA のHDD を外してUSB2.0 外付けHDD に。
その外付けHDD をキューブに接続して、インストールターゲットに設定。
これで強引にインストールしました。

この方法がウマクいった理由は、キューブが既にubuntu インストール済みで
/dev/hda1 にブート可能なカーネルがあったこと。
USB 外付けHDD にインストールしたubuntu は/dev/sda1 が root になるので
そのままFIVA にディスクを戻してもウマク起動しなかっただろうと思われる。
偶然とはいえ、まぁナントカなったのでヨシとしよう。

(1)/boot/grub/menu.lst のブートパーティションを修正
(2)/etc/X11/xorg.conf を修正
(3)/etc/fstab を修正

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FIVA とは別にAOpen XC Cube E661Lに ubuntu6.06 LTS をインストールして実験をしていた。
そこで、本来なら母艦を使ったインストール.... となるのでが
2.5 -> 3.5 HDD 変換アダプタを過去に購入した記憶があるのに見つからない。

E661L でubuntu 6.06 インストールする際に、実はUSB2.0 外付けHDD アダプタが
インストーラで認識されることを確認していた。
そこで、FIVA のHDD をUSB 外付けアダプタでE661L に接続して
インストールターゲットにしてしまえ!という発想である。



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