何故にubuntu ??

. . . Live CD を試した



Windows 98、および Windows Me に対するサポート終了のご案内
2006/7/11 にマイクロソフトのWindows98/Me に対するサポートが終了しました。
Windows Vista の発売は2007/1 月以降とアナウンスされています。
Windows98/Me が標準OS として発売されていたPC の大半は、WindowsXP を
なんとか動かせるとしても、Windows Vista を動かすには苦しいのが現実のようです。
つまり2006/7 現在、OS もハードウェアも過渡期であると言えるかも知れません。

この状況で Ubuntu 6.06 LTS 日本語化版を公開
debian 系と呼ばれるLinux ディストリビューションの一つである
ubuntu Linux 6.06 LTSが公開されました。

Linux = よくわからない
Linux = インストールが面倒くさそう
Linux = 操作が難しそう

このubuntu6.06 LTS 日本語版は、このような従来のLinux に思われがちな
「敷居の高さ」と言われていた部分を払拭するOS だと思います。
実際にはOS というよりもパッケージングの完成度の高さです。

もしも、やや旧式のPC(Windows98/Me がOS の) を持っていて「そろそろ買い換えだよなぁ」と
思っている場合、Windows Vista の安定度がマスコミ等で扱われるようになる時期まで
ubuntu6.06 LTS を使ってみてはいかがでしょう。

ubuntu6.06 LTS はLive CD と呼ばれるCD-ROM 起動で動作するデスクトップ環境を
利用することができます。
もしもWindows のインストールにフロッピーを使わず、CD-ROM から直接起動して
インストールをしていたなら、まずはLive CD でubuntu を使う事が可能です。
Live CD での利用は、はブラウザのブックマークなどを保存する等、一部データの保存に
知識や経験が必要かもしれません。
ただしインストールを躊躇するなら、触ってみる環境としては十分です。
お茶の間パソコンのイメージで、もう少し延命させようと思うPC がある場合は
試す価値が十分にあると思います。


以下、私が実際にubuntu6.06 LTS 日本語版を利用している、やや旧式のパソコンです。

  1. HP NetVectra N30
    • CPU : Intel Celeron 400M (Slot1)
    • Memory : 256M x2 = 512M byte
    • Graphics : ATI RAGE LT Pro AGP 4M VRAM
    • HDD : 40Gbyte Ultra ATA / PCI ATA100 カード経由
    • USB2.0 PCI インタフェースカード

  2. HITACHI FLORA 310L
    • CPU : Intel Pentium3 450M (Slot1)
    • Memory : 128M x2 = 256M byte
    • Graphics Rage Mobility 8M AGP
    • HDD : 8.4G byte ATA33
    • PCI接続 無線LAN 802.11b インタフェースカード

2000年前後に発売された旧式パソコンです。
このようなパソコンの多くは動画再生を快適に楽しむ等、現在では普通の利用には
少し処理が遅い印象を受けるものの、Web ブラウジングを主とした利用なら
もう少し使えるかな?とも思えると考えます。

このようなパソコンでも、セキュリティやバグに対するアップデートが
当分(最長3年とアナウンスされている)実施されるOS をインストールすれば
サポートが終了しているWindows98/Me を利用するより安心できるメリットがあります。

これを読んで、ubuntu6.06 を使ってみようと思う人が居たら書いた甲斐があるのですが....



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